みなさん、一年の始まりにお餅は食べましたか?
やはり、お餅はお正月に欠かせない食材。とはいえ、たくさん入っている大袋を購入してしまうと、なかなかお雑煮だけでは食べ切れないこともありますよね。でも実は、お餅はいろんな料理に使える万能食材!
そこで、今回は定番の食べ方以外で、いつもとちょっと違った形でお餅を楽しむ方法をご紹介します。腸活に役立つ食べ合わせなどのポイントもおさえておいしくいただきましょう!
フライパンで作るカリ&モチ!餅ピザ
材料(2人前)
材料 | 量 |
切り餅(角餅) | 4個 |
れんこん | 50g |
長ねぎ | 30g |
しらす干し(半乾燥) | 30g |
ピザ用チーズ | 50g |
(A)みそ | 大さじ1 |
(A)マヨネーズ | 大さじ1 |
米油 | 大さじ1/2 |
刻み海苔 | 適宜 |
作り方
①れんこんは皮を剥いてみじん切りにして耐熱容器に入れて600Wの電子レンジで1分加熱する。長ねぎは斜め薄切りにする。(A)をよく混ぜ合わせる。
②切り餅は水にさっとくぐらせて濡らす。お皿に切り餅をのせ、レンジ600Wで1分30秒ほど柔らかくなるまで加熱する。
③フライパンに米油を入れ、①を直径20cmになるように伸ばして丸く形を整える。
④中火にかけ、裏面に焼き色が付いたら裏返して火を止める。焼き色がついている面に(A)を塗って長ねぎ、れんこん、ピザ用チーズ、しらす干しをのせる。
⑤蓋をして弱火にかけ5分ほどチーズが溶けるまで加熱する。
⑥ お皿に盛り付け、お好みで刻み海苔をのせる。
レシピの腸活ポイント
しらす干しに含まれるオメガ3で腸にも優しく
イワシの稚魚であるしらすには必須脂肪酸であるオメガ3系脂肪酸が含まれています。(*1)オメガ3脂肪酸には血中の脂質コントロール、メンタルを健康に保つ、そして腸内フローラの多様性向上など体にとって良い働きをすると注目を集めています。(*2、3)
腸活といえば食物繊維や発酵食品のイメージがあると思いますが、DHAやEPAなどのオメガ3を含むしらす干しなどの魚も取り入れてみてくださいね。
シャキシャキ食感のれんこんで食物繊維をプラス!
年末年始はイベント続きで食生活が乱れたり、生活リズムが変わったりして便秘になりやすい方もいますよね。便秘になりやすいこの時期は食物繊維を意識して摂るのがおすすめです。れんこん100gあたりには、2.0gの食物繊維が含まれ、そのうち1.8gが不溶性の食物繊維です。(*4)不溶性食物繊維は水に溶けない食物繊維で、便の量を増す、腸の運動を活発にして便通を整えるなどの働きがあります。(*5)
また、れんこんのシャキシャキした食感は餅ピザのアクセントになっておいしいですよ。
余りがちなお餅は、ピザに変身させて楽しもう♪
腸にとって直接良い働きをするオメガ3脂肪酸を含むしらす干し、発酵食品であるチーズとみそ、善玉菌のエサとなる食物繊維、オリゴ糖を含む腸活レシピです。余りがちなお餅をアレンジしておいしくいただきましょう!
参考文献
*1:文部科学省, 日本食品標準成分表2020年版(八訂), 魚介類/<魚類>/(いわし類)/しらす干し/半乾燥品
*3:Menni, C., Zierer, J., Pallister, T. et al. (2017) Omega-3 fatty acids correlate with gut microbiome diversity and production of N-carbamylglutamate in middle aged and elderly women. Sci. Rep., 7(1):11079.
*4:文部科学省, 日本食品標準成分表2020年版(八訂), 野菜類/れんこん/根茎/生