さっぱりしたものが食べたくなる季節がやってきましたね。気温が高いと台所に立つのも大変。そんなときは火を使わずに作れる冷汁がおすすめ。電子レンジで2分加熱するだけで作れる鶏ささみを使ったレシピです。薬味たっぷりの冷汁で元気をチャージしましょう。 

鶏ささみの薬味たっぷり冷汁 

材料(1人分) 

材料
玄米ごはん(冷やごはん)1膳
鶏ささみ肉2本
大さじ1
みょうが1本
青じそ2枚
三つ葉適量
(A)だし汁100ml
(A)甘酒大さじ2
(A)みそ大さじ1
(A)白すりごま大さじ1 

作り方 

①耐熱容器に鶏ささみ肉と酒を入れて5分ほどおき、ラップをして電子レンジ(600w)で1分加熱する。裏返して再度電子レンジ(600w)で1分加熱する。粗熱がとれたらほぐす。 

②みょうがは輪切り、青しそは千切りにする。三つ葉は3cmほどの長さに切る。 

③ボウルに1の煮汁、(A)を入れて混ぜる。 

④器にごはんを盛って1をのせ、2を注ぐ。 

レシピの腸活ポイント 

ポイント①:調味料はみそ+甘酒で旨味アップ 

今回は低脂質高たんぱく質の鶏ささみ肉を使った冷汁です。淡白になりがちな鶏ささみ肉を美味しく作るポイントはだし汁にみそと甘酒を使うこと。みそと甘酒はどちらも発酵食品で旨味があるので満足感のある味になります。 

ポイント②:夏こそ玄米ごはんで栄養補給 

モチモチ、プチプチした食感がおいしい玄米。でも、夏は玄米ごはんが重く感じるときもありますよね。そんなときこそ、だし汁をかけ食べる冷汁ならサラッと食べられます。米ぬかや胚芽を含んだ玄米には、腸内環境の改善に役立つ食物繊維が多く含まれています。主食を白米から玄米に変えると食物繊維を効率的に摂れるので、腸活中におすすめです。(*1,2) 

実は玄米の魅力はそれだけではなく、白米と比較してビタミンB1、B6も豊富に含まれている点にもあります。(*3) 

ビタミンB群はエネルギー代謝に関わる栄養素で、不足すると疲労、だるさを感じやすくなることも…。(*4) 

玄米ごはんで夏も元気に乗り切りたいですね。 

まとめ

今回は宮崎の郷土料理「冷汁」をご家庭で簡単に楽しめるレシピをご紹介しました。みそと甘酒の発酵パワーと玄米の食物繊維で腸をケアして。10分ほどでできる冷汁は朝ごはんにもおすすめです。 

引用

*1:厚生労働省,「e-ヘルスネット」, 腸内細菌と健康 

*2:文部科学省,「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」穀類/こめ/[水稲めし]/玄米 

*3:文部科学省,「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」穀類/こめ/[水稲めし]/精白米/うるち米 

*4:厚生労働省,「日本人の食事摂取基準(2020年版)」,各論, ビタミン(水溶性ビタミン) 

(全て2023年6月8日 参照)