「甘いお菓子やジュースがやめられない……」

「そろそろダイエットしたいけど、つらい食事制限や運動は続かない」

冬の間にちょっぴり増えてしまった体重、夏になる前には絶対に落としたいという人は、緑茶が意外と有効だという研究結果があります。なんとなく、緑茶は体に良いというイメージがあるものの、実際どうなの?という方は、緑茶カテキンと体脂肪の関係について紐解くと納得いただけるはずです。

国内の複数の大学が共同で行った、健康な若い男女57名を対象にした研究によると、濃い緑茶(茶カテキン 400mg)を定期的に飲むことで体脂肪が減少することが明らかになりました。緑茶に含まれるカテキンが脂肪の分解を促すことで、体脂肪率の低下につながったと考えられています。

また、緑茶に含まれる茶カテキンの量が多ければ多いほど、体脂肪を減らす効果が高いという結果も。おばあちゃん家で飲むあの濃くて苦いお茶は、大人になった今あなたの体脂肪撃退に一役買うのです!

例えば、いつもは砂糖が入った甘いコーヒーをペットボトルで買うという方は、それをたまのご褒美にして、今すぐ緑茶を手に取りましょう。

例えば、いつもは砂糖が入った甘いコーヒーをペットボトルで買うという方は、それをたまのご褒美にして、今すぐ緑茶を手に取りましょう。

ただし、「濃い緑茶を飲めば何を食べても太らない」というわけはないので、日々の食事バランスを整え、軽い運動や睡眠にも気をつかうことは必須ですよ。

Reference : 小林咲波, 七山知佳, 小川宣子ら(2020)継続的な緑茶の摂取が若年者の体脂肪と動脈スティフネスに及ぼす影響 −無作為割り付け介入試験−, 体力科学, 69(3), 249-259.