災害など、非常時に心配になるのが、食事。心身ともに疲れやすくなるので、栄養素をしっかり補ってあげることが大切です。とはいえ、急に起こる災害に備えて準備ができていない、どうしよう!という、まさかの事態に陥ることも考えられます。

そこで今回は、ジップロックで簡単にご飯を炊く方法を紹介します。

毎年8/30から9/5は防災の日

毎年8月30日から9月5日が防災週間とされていることはご存知でしたか?

これは

「政府、地方公共団体等関係諸機関をはじめ、広く国⺠が台風高潮、津波、地震等の災害についての認識を深めるとともに、これに対する備えを充実強化することで災害の未然防止と被害の軽減すること」

を目的として、1960年(昭和35年)に国(内閣)が制定しました。(*1)

そして、毎年9月1日の防災の日を中心に8月30日から9月5日までを防災週間として、全国各地で防災訓練などが行われています。

いつもの防災グッズや備蓄品の見直しなど、もしもの時の対策を今一度振り返る良い機会なのではないでしょうか。

まさかの時に問題となる栄養バランスの乱れ

災害時、電気もガスも使えない状況では、普段とは違う食・生活を強いられます。また、一時的なストレスによって、疲労、風邪、便秘、下痢、口内炎などといった体調不良を招くことも。

そして、避難所などでは白おにぎりやパンといったご飯が続くことで不足しやすい栄養素に、ビタミンやミネラル、食物繊維といった微量栄養素があります。そんな時のために、不足しやすい栄養素に備えて準備をしておきましょう。

そこで、goodchoから微量栄養素(食物繊維、ビタミン、ミネラル)豊富な玄米をジップロックで炊く方法をご紹介します。

炊飯器なし、お鍋とジップロックで炊く玄米ご飯

準備するもの

炊飯器なし、お鍋とジップロックで炊く玄米ご飯
  • 玄米 1合(白米でも可)
  • お水 3/4カップ
  • ジップロック 1枚
  • ふた付き鍋
  • ガスコンロ

作り方

①ジップロックに玄米とお水を加え、空気をギリギリまで抜いて閉じる。

①ジップロックに玄米とお水を加え、空気をギリギリまで抜いて閉じる。

②沸騰したお湯に全体が浸かるように入れ、弱火で10分間加熱する。

②沸騰したお湯に全体が浸かるように入れ、弱火で10分間加熱する。

※今回はIHを使用していますが、ガスコンロでも問題なく作ることができます。

③10分経ったら加熱を止め、15分ほど放置して出来上がり。

③10分経ったら加熱を止め、15分ほど放置して出来上がり。

15分後の様子はこちらです。

15分後の様子はこちらです。

白米の場合は玄米と比べて少し水少なめでも大丈夫です。

ジップロックでも玄米ご飯は炊ける

ジップロックでも玄米ご飯は炊ける

災害時に電気が使えない時でも、今回ご紹介した方法で、ガスコンロを使えばご飯を炊くことができます。

発酵食品×玄米ご飯で腸活飯に

発酵食品×玄米ご飯で腸活飯に

お味噌や漬物などの発酵食品と組み合わせることで、どこでも腸活ご飯が食べられます。

他にも、海苔や昆布の佃煮など、冷蔵庫に普段入れているもので常温でしばらく保つものと組み合わせれば災害時にも◎

普段はなかなか防災に対する備えを振り返る時間がない…という方も、防災の日をきっかけにまさかの時に対する備えを振り返ってみてはいかがでしょうか。

引用

*1:「防災の日」及び「防災週間」について | 内閣府