段々と汗ばむ季節がやってきました。お風呂上がりに冷えたお水を美味しく感じ、出先のカフェではアイスコーヒー、駅ホームの自動販売機でアイスの炭酸ジュースを買う…など、冷たい飲み物を選ぶ機会も増えるころです。
一般的に、「冷えたものばかり飲むとお腹を壊す」「夏バテの原因になる」などと言われますが、中国で行われた研究によって、冷たいドリンクが腸(お腹)に良くないことがとうとう証明されました。
<研究の内容と結果>
14日間、マウスに冷水、常温水を飲ませます。その結果、
冷水を飲んだグループは腸の動きが弱まり、便が硬くなる・量も少なくなった
冷水を飲んだグループは腸内細菌の多様性と腸バリア機能が低下した(悪化)
冷水を飲んだグループはドーパミン代謝が下がり、うつ様行動も見られた
結論、冷たい飲み物がストレスとなって腸(おなか)の機能を低下させ、バリア機能や便通を悪化させてしまう結果に。腸内細菌の多様性の低下は免疫やメンタルヘルスにも影響する可能性があります。
暑いからといって冷たいものばかり飲まないように。常温水や、温かいハーブティーなどでお腹を労りながら暑いシーズンを乗り切りましょう。