「ダイエットを意識して、白米を食べないようにしている」
「筋トレの効果を高めるために、タンパク質を多めに摂っている」
こんな方も多いのではないでしょうか。そんな、いわゆる低糖質・高タンパク質食を摂る人は、作業記憶※に影響が出ているかもしれません。
群馬大学が行った研究によると、4週間にわたって低糖質・高タンパク質食を与えられたマウスの海馬における記憶機能が抑制されることがわかりました。つまり、低糖質・高タンパクな食事を摂ることで、作業記憶が抑制されると考えられるということです。
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低糖質・高たんぱく質食…P:C=57.6%:24.6%
普通食…P:C=24.2%:58.6%
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作業記憶が抑制されると、「電話口で言われた電話番号をメモに書きとめよう」「さっき言われた簡単なタスク、後でやろう」となった時に、あれ…となることも。低糖質・高タンパク質食は、健康やダイエットに役立つ面もありますが、あなたの脳内健康を守るためにも極度な制限は控えてバランスのよい食事を心がけたいですね。
Reference : Shima, T., Yoshikawa, T. and Onishi, H. (2022) Low-Carbohydrate and High-Protein Diet Suppresses Working Memory Function in Healthy Mice. J. Nutr. Sci. Vitaminol. (Tokyo)., 68(6), 527-532.
※:作業記憶…なにかの作業をするときに必要な情報を一時的に覚える能力