春に旬を迎える食材のひとつ「たけのこ」。たけのこご飯、土佐煮など定番料理もおいしいですが、今回はちょっと変わったたけのこシューマイをご紹介します。

シューマイの皮の代わりに角切りにしたたけのこを使って食感がたのしい1品です。また、たけのこは食物繊維が豊富なので腸活にぴったり。旬の食材を使って食卓でも春を楽しみませんか?

たけのこシューマイ

材料(2人分/12個分)

材料(2人分/12個分)
材料
たけのこ水煮100g 
豚ひき肉150g
玉ねぎ1/2個(100g)
しいたけ4枚 (60g)
レタス1枚
(A)片栗粉大さじ1
(A)塩麹大さじ1
(A)ごま油大さじ1
(A)鶏がらスープの素小さじ1
(A)しょうが(すりおとし)小さじ1/2
片栗粉 大さじ1
しょうゆ適量

作り方

①たけのこの水煮は1cm角に切る。玉ねぎ、しいたけはみじん切りにする。レタスは一口大にちぎる。

①たけのこの水煮は1cm角に切る。玉ねぎ、しいたけはみじん切りにする。レタスは一口大にちぎる。

②ボウルに豚ひき肉、(A)を入れて粘りが出るまでよく捏ねる。

②ボウルに豚ひき肉、(A)を入れて粘りが出るまでよく捏ねる。

③玉ねぎ、しいたけを加えて混ぜて12等分に分けて丸める。片栗粉を茶漉しなどで全体にまぶす。

③玉ねぎ、しいたけを加えて混ぜて12等分に分けて丸める。片栗粉を茶漉しなどで全体にまぶす。

④バットなどにたけのこを並べ、②を転がすようにしてたけのこをつけて手で軽く握る。

④バットなどにたけのこを並べ、②を転がすようにしてたけのこをつけて手で軽く握る。

⑤耐熱皿にレタスをしき、④をのせてラップをかけて600Wの電子レンジで5分加熱する。お好みでしょうゆを添える。

⑤耐熱皿にレタスをしき、④をのせてラップをかけて600Wの電子レンジで5分加熱する。お好みでしょうゆを添える。

生のたけのこのアク抜き方法

今回はたけのこの水煮を使うレシピをご紹介しましたが、旬の時期は生のたけのこで作るのもよいですよね。
生のたけのこはアク抜きをする必要があります。ハードルが高そうに見える筍のアク抜きですが、実はさほど難しくありません。生のたけのこが手に入ったときはぜひトライしてみてくださいね。

基本のゆで方

①たけのこは水洗いし、根元のかたい部分は切り落として穂先は斜めに切り落す。皮にタテ1本、3cmほどの深さに切り込みを入れる。
※切れ目を入れると、火が早く通りやすくなります。また、ゆでた後に皮をむきやすくなります。

②鍋にたけのこ、かぶるぐらいの水、米ぬかを一握り入れて強火にかける。
※米ぬがかない場合は米の研ぎ汁で茹でてください。

③沸騰したら、落とし蓋をして弱火~中火にして40分〜1時間ほど茹でる。根元のかたい部分に竹串を刺してスッと通れば茹で上がり。

④ゆで汁につけたまま充分に冷まし、水にとって皮をむく。

アク抜きしたたけのこは、容器に水とたけのこを入れて冷蔵庫で3日間ほど保存ができます。水は毎日替えるようにしてください。

レシピの腸活ポイント

レシピの腸活ポイント

たけのこは食物繊維が豊富!

春野菜のひとつであるたけのこは食物繊維が豊富に含まれています。(*1)

食物繊維は整腸作用があり、腸活におすすめの食材。それだけでなく、食後の血糖値が急上昇するのを防ぐ、血液中のコレステロール濃度を下げるなど体に嬉しい働きもあります。(*2)

また今回は、肉だねにしいたけを入れてさらに食物繊維をプラスしています。(*3) しいたけを加えることで風味もよくなるのでぜひ、試してみてくださいね。

塩麹で旨味たっぷりのシューマイ

腸活レシピのおすすめの発酵食品である塩麹。塩や醤油などの調味料の代わりにぜひ使ってみてください。塩麹を入れたシューマイは旨味がプラスされ、お肉もやわらかくなるのでジューシーな食感になります。(*4)

しょうゆを添えましたが、そのまま食べてもおいしく召し上がれるのでお弁当にもおすすめの1品です。

レンジで簡単腸活レシピ

レンジで簡単腸活レシピ

今回は火を使わず、電子レンジで作るシューマイのレシピをご紹介しました。手間暇をかけなくても柔らかいシューマイの秘訣は塩麹。たけのことしいたけの食物繊維、塩麹の発酵食品で腸にも優しいレシピをぜひ作ってみてください。

引用

*1:文部科学省「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」野菜類/たけのこ/若茎/ゆで

*2:厚生労働省, e-ヘルスネット, 食物繊維の必要性と健康

*3:文部科学省「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」きのこ類/しいたけ/生しいたけ/菌床栽培/生

https://fooddb.mext.go.jp/details/details.pl?ITEM_NO=8_08039_7

*4:前橋賢治(2017)塩麹・塩麹の風味の特徴、日本海水学会誌、第71巻 第4号、232-239