これからいよいよ夏本番。冷たいアイスクリームを食べたい!そんな気分になる季節ですね。 

この時期旬を迎える果物の一つに、いちじくがあります。 

いちじくにはさまざまなミネラルが含まれているほか、お腹の調子を整える食物繊維も含まれているので腸活にもおすすめの食材です(*1)。 

そんないちじくを使った、腸も喜ぶ手作りアイスはいかがでしょうか。 

優しい甘みでカロリーオフ。罪悪感フリーな腸活アイスのレシピを紹介します。 

いちじくのヨーグルトアイス 

材料 

材料
いちじく2個
ヨーグルト400g
(↳代用:ギリシャヨーグルト)(200g)
生クリーム50g
甘酒(濃縮タイプ)80~100g
(※お手持ちの甘酒によって調節してください) 
チャック付き保存袋1つ

作り方 

〈下準備〉 

写真のようにザルに厚手のキッチンペーパーを敷き、ヨーグルトを移して3時間~一晩水切りをして水切りヨーグルトを作る。 

①いちじくの皮をはがし、チャック付きポリ袋に入れて粗く潰す。(形が崩れる程度) 

②①にその他の材料をすべて加えてよく混ぜる。 

③平らにして冷凍庫で冷やし固める。この時、アルミトレーなどがあれば写真のように寝かせて冷凍庫に入れると良い。 

④冷凍庫に入れてから2時間ほど経過したら一旦取り出して全体を簡単にほぐし、再度冷凍庫に入れる。 

その後2時間経過したら再度全体をほぐす。 

アイスクリーム状に凍っていれば完成。(冷蔵庫の環境により異なりますが、計4~6時間で完成します) 

レシピの腸活ポイント 

いちじくには腸に嬉しい食物繊維がたっぷり! 

食物繊維には2種類あり、水に溶ける性質の水溶性食物繊維と、水に溶けにくい性質の不溶性食物繊維があります。腸内環境を整え、お通じを出しやすくするためにはこれら2種類の食物繊維を日頃から意識してとることが大切です(*2)。 

いちじくにはこの2種類の食物繊維が含まれており、果物の中でも多く含まれる傾向にあります。(*1) 

甘味や香りも濃厚なので、食べた時の満足度も高いのが嬉しい食材です。見た目もインパクトのある果物なので、作ったアイスにトッピングするとより映えますね。 

ヨーグルト&甘酒で腸活力アップ! 

一般的なアイスクリームでは生クリームをふんだんに使用しますが、今回のレシピでは生クリームの使用量を最低限に抑え、水切りヨーグルトで濃厚な味わいを出しました。これによりカロリーオフが叶うのはもちろん、腸に良いとされる乳酸菌をとることができます(*3)。 

また、甘味は甘酒といちじく本来の甘さのみ。甘酒には腸に良い菌のえさとなるオリゴ糖が含まれているのでこれもまた腸が喜ぶ組み合わせなんです(*3,4)。

この夏は罪悪感フリーな腸活アイスを手作りしてみよう 

一見難しそうなアイス作りも、今回紹介した方法なら材料を混ぜて揉みこみ、凍らせるだけ! 

簡単3ステップで腸に優しい手作りアイスが完成します。 

お子さんのいるご家庭では一緒に作って楽しむのも良いですね。 

引用 

*1:文部科学省、日本食品標準成分表2020年版(八訂)、果実類/いちじく/生 

*2:厚生労働省、e-ヘルスネット、便秘と食習慣 

*3:厚生労働省、e-ヘルスネット、腸内細菌と健康 

*4:倉橋敦(2019)麴甘酒の成分・機能性・安全性, 生物工学会誌, 97(4), 190-194 

(すべて2023年6月5日参照)