一日3回の食事が健康的な生活にとって欠かせないものの、夕食の量が一番多いという方が多いのではないでしょうか。さらには、よし!ダイエットするぞ!となれば、夕食は炭水化物を抜いて肉や魚などのたんぱく質にブロッコリーという定番メニューを実践することがあるかもしれません。
ところが、やせるために我慢して抜いたその夕食が、あなたの体調を整えるために重要だったという研究結果があります。
北海道の大学が行った14人の健康な男性を対象にした共同研究によると、夜18時の夕食を低糖質食に変えた場合、食後の高血糖は抑制されたものの、トリグリセリド(中性脂肪)が増加してしまうことがわかりました。つまり、夕食でお米抜き(糖質制限)にすることで皮下脂肪や内臓脂肪のもととなるトリグリセリドが増えてしまうのです。
※低糖質食…(炭水化物:10.8%、たんぱく質:30.8%、脂質:58.4%)
ダイエット=糖質制限がイメージとして強くある昨今のトレンドですが、そのダイエット方法はかえって太る原因となっている可能性があるのかもしれません。もちろん、お菓子やジュースなどから摂る糖質の過剰摂取はよくありませんが、結局健康的にやせるためには、朝・昼・晩をバランスよく食べる方が長い目で見ても近道ということなのでしょう。