年末からたたみかけるようにやってくる、新年会や会食などの飲み会。どうしても居酒屋ご飯はヘルシーな小鉢を頼んでいても、飲み会が終わる頃にはかなりの量のお酒とご飯を食べてしまっている…

「この食べ過ぎを解消するためにもやっぱり週末は食事を調整しよう!」

と、思ったあなたに知って欲しいのが、食事時間のコントロールです。ダイエットにおいては、ただ食事量を減らすだけでなく、食べる時間を工夫するのも重要ということがわかる研究結果があります。

中国の研究チームが行った、90人の健康な人を対象にした研究によると、食事の時間を調整する際は午前中〜午後の早い時間に食事を摂る方が肥満予防や腸内環境の改善効果があることがわかりました。

食事の時間を調整する際は午前中〜午後の早い時間に食事を摂る方が肥満予防や腸内環境の改善効果がある

具体的には、食事を摂る時間を一日の前半に制限するグループと、朝食を抜いて一日の後半に食事を摂るグループのからだの状態を比較した結果、早い時間にバランスのよい食事を摂った方が、肥満予防や腸内環境の改善効果があると判明したのです。

会食、残業後は飲み屋にちらっと寄るといった外食続きによる食べ過ぎをリセットしたい方は、ただ食事の量を減らしたりファスティングしたりするのではなく、時間も意識した方がよさそうです。

ただ、無理な食事制限やファスティングはからだによくないので、飲み会のメニュー選びや栄養バランスのよい食事はもちろん、週末には運動を取り入れるなどでヘルシーな習慣を身につけましょうね。

Reference : Xie, Z, Sun, Y, Ye, Y. et al. (2022) Randomized controlled trial for time-restricted eating in healthy volunteers without obesity. Nat. Commun., 13(1):1003.