「残業したくないのに、なぜか仕事がはかどらない」

「長時間作業していると、集中力が続かなくて気が散ってしまう」

精神的にも疲れるような作業をしなければならない時に限って、なぜか集中力が続かないということはよくあるもの。そんな時こそ、実は椅子から立ち上がって体を動かす休憩を挟んだ方が良いという研究結果があります。

オーストラリアで行われた研究によると、精神的に負荷がかかる作業中に、ストレッチやリラックスできるような休憩を取るとその後の作業効率が上がることが明らかになりました。さらに、この休憩をとったグループはその後20分にわたって活力アップ、疲労感も軽減されたといいます。

一気に作業をするぞ!というときは、休憩がなくとも構わないと思い切る場面もあります。ですが、そんなときこそ意識的に休憩をはさむ方が効率的に作業できるかもしれません。

集中して早く作業を終わらせたい場合は、タイマーを準備して時間を区切って休憩してみましょう。軽いストレッチのような椅子から立ち上がる運動や、精神を落ち着かせて深呼吸するといった休憩、早速今日から試してみてくださいね。

Reference : Blasche, G., Szabo, B., Wagner-Menghin, M. et al. (2018) Comparison of rest-break interventions during a mentally demanding task. Stress Health, 34(5):629-638.