今年こそはおせち料理を手作りしてみたい!と思っていませんか?すべてのおせち料理を手作りするのはややハードルが高いと感じている方は、手軽に作れる1品から挑戦してみてはいかがでしょうか。おせち料理はおめでたい意味や願いを込められた縁起物。今回ご紹介する伊達巻は、書物のような巻物に似ている形から「知恵が増える」という願いが込められています。本来、巻きすを使ってはんぺんを入れた卵焼きを巻いて作りますが、今回は特別な道具を使わず手軽に作れる伊達巻のレシピをお伝えします。
巻かない伊達巻
材料(2人前)
材料 | 量 |
卵 | 3個 |
はんぺん | 100g |
(A)麹甘酒 | 60g |
(A)白だし | 大さじ1/2 |
(A)みりん | 小さじ1 |
1.はんぺんは袋に入れて、手で揉みこんで潰す。(パッケージの袋のまま潰してもOK)
2.ボウルに①、(A)を入れて混ぜる。
3.②に溶き卵を1個ずつ加え、泡立て器でつどなめらかになるまでよく混ぜる。
4.卵焼き器を中火で熱し、一度、濡れ布巾で卵焼き器の底を冷やす。再び弱火にかけて③を流し入れ、アルミホイルで蓋をして8〜10分焼く。表面が乾いて固まるのが焼き上がりの目安。もし、表面が乾いていない部分があれば、火を止めてアルミホイルをしたまま余熱で火を通す。
5.焼き上がった伊達巻は2~3cm 角に切る。お皿に並べるときは焼き色がついている面とついていない面が互い違いになるように並べる
レシピの腸活ポイント
お砂糖の代わりに麹甘酒を使うことで優しい味わいに!
ほんのりとした甘みと魚のすり身の塩味がおいしい伊達巻。今回はお砂糖の代わりに麹甘酒を使うことでより優しい味わいになります。発酵食品である麹甘酒にはお腹の調子を整えて便秘を改善する効果が期待できます。
今回は和風の風味をプラスするためにみりんも使用します。みりんは煮物や炒め物に甘味を加えたり、照りやツヤ出しに使われたりする調味料ですが、実は発酵調味料です。麹甘酒とみりんを使った、お腹(腸)に優しい伊達巻ができますよ。
パクッと食べやすい一口伊達巻でたんぱく質を補給
伊達巻は本来であれば魚のすり身を使って作りますが、今回は初めての方でもトライしやすいようにはんぺんを使います。はんぺんは魚のすり身を原料に作られており、100gあたり9.9gのたんぱく質を含みます。(*2)卵もたんぱく質が豊富で3個でおおよそ18.3gのたんぱく質が含まれています。(*3)
たんぱく質は臓器や筋肉、肌など、私たちの体を構成する働きがある大事な栄養素です。お正月はお雑煮やお餅ばかりを食べているとたんぱく質が不足してしまうことも。伊達巻でたんぱく質も補給しましょう!
手作りおせち料理で心温まるお正月を
ほんのり甘みがあってふわふわな伊達巻はおせち料理の中でも人気の一品。縁起料理であるおせち料理でお正月を迎えたら良い年になりそうな気がしますよね!伊達巻は冷蔵庫で3日ほど日持ちするので、トライしてみてはいかがでしょうか。