週末の金曜日、夕方になるとそわそわして、ビールが飲みたくなる……

気づけばこれでハイボールは5杯目だ……

そんな、お酒を渇望するあなたの感情は、実は腸内細菌がコントロールしている可能性があることを知っていますか?

2022年に行われたスペインの研究によると、お酒をよく飲むラットの腸内細菌を別のラットに移植したところ、自発的にお酒を飲む量が増えたそう。

さらに、抗生物質を与えたところ、お酒を飲む量が減ったのです。つまり、お酒を飲みたくなるのには、腸内細菌が関係しているということ。(*1

また、2021年のチリでの研究によれば、ラットに乳酸菌を摂取させると、お酒を飲みたい気持ちを抑える「FGF21」というホルモンが増え、お酒を飲む量が30%減少。

つまり、乳酸菌を摂れば、「お酒を飲みたい!」という感情を抑えられる可能性があるのです。(*2

乳酸菌を摂れば、「お酒を飲みたい!」という感情を抑えられる可能性がある

乳酸菌といえば、ヨーグルトや漬物、キムチなどに多く存在する細菌の一種。「お酒が大好きでついつい飲みすぎてしまう」という方は、普段の生活で「乳酸菌意識」をあげましょう。まずはスーパーやコンビニで乳酸菌飲料を買うところから始めるのも◎

参考:乳酸菌の働きとは?効率良く取り入れられる食品も紹介

引用

*1 : Segovia-Rodríguez, L. , Echeverry-Alzate, V., Rincón-Pérez, I. et al. (2022) Gut microbiota and voluntary alcohol consumption. Transl. Psychiatry. 12(1), 146. 

*2:Ezquer, F., Quintanilla, M.E., Moya-Flores, F. et al. (2021) Innate gut microbiota predisposes to high alcohol consumption. Addict. Biol., 26(4), e13018.