子どもが先週からずっと風邪をひいている…この前は鼻水が止まらなかったし、旦那さんと私に風邪がうつってしまい、咳き込みながら仕事へ行く…
自分の子どもが風邪をひきやすい?と思うパパ・ママは必見。今回は子どもの風邪と腸内環境の関係について解説します。
そもそも子どもは風邪をひきやすい
「子どもは風邪の子」とよく言いますが、自分の子どもがよく風邪をひく…と気になる時に知ってほしいのが、免疫力の成長です。
生まれてすぐの子どもはママの免疫機能で守られている
生まれてすぐの赤ちゃんは、ママの免疫機能に守られている状態です。
なぜなら、ママのお腹の中にいるときに胎盤(へその緒)から伝わって受け継いだ免疫物質(IgG)や母乳に含まれる免疫物質(IgA)によって守られているから。(*1)
しかし、これらの免疫物質は生後3〜4ヶ月で減少し、生後5ヶ月を過ぎると離乳食も始まることでどんどん外部からいろんな菌を取り入れることになります。
成長とにつれて免疫機構を獲得する
免疫物質を含む母乳を飲まなくなると、子どもは自分自身の免疫力を発達させる必要があります。
とはいえ、まだ完全に免疫力が発達しているわけではないので、この時期に子どもは風邪をひきやすくなってしまうのです。
免疫細胞の7割は腸にいる
免疫とは、外から入ってきた”自分以外の異物”と戦う力のこと。この免疫力で活躍してくれるのが免疫細胞ですが、子どもも大人も免疫細胞の7割は腸(お腹)にいるといわれます。
この免疫細胞が、外部の敵と腸管で戦うことで、風邪やウイルスから守ってくれるのです。そのため、子どもの免疫力の発達に腸ケアは欠かせませんよ。
お腹に嬉しい!子どもにおすすめの腸活食・生活
腸活食材を取り入れる
免疫細胞の7割が存在する腸をケアすることは、親子でできる風邪予防の一つです。
腸に良い菌(プロバイオティクス)を摂り、菌を育てるための水溶性食物繊維とオリゴ糖(プレバイオティクス)を食事やおやつで取り入れましょう。
<子どもにおすすめの腸活食材>
・ヨーグルト
・干し芋
・フルーツ全般
・もち麦のおにぎり
・具沢山味噌汁
・野菜たっぷりのスープ
参考:【子どもにおすすめの腸活食材】腸をケアして子どもの成長を支えよう
外で元気に遊ぶ
子どもを積極的に外で遊ばせてみましょう。
外で遊ぶことは、いろんな菌に触れることに繋がります。
また、過剰な除菌がかえって免疫機構の発達を遅らせる可能性もあるので、しっかりいろんな菌に触れることが大切ですよ。
参考:免疫力は外遊びから?子どものうちから自然と菌に触れることの大切さ
太陽の光を浴びる
太陽の光を浴びることで、皮膚で活性型のビタミンDが作れられます。
ビタミンDはカルシウムの吸収や免疫力に関わる栄養素なので、外遊びをしつつしっかりと太陽の光を浴びることが、元気な子どもの成長につながりますよ。
参考:子どもの成長に欠かせない!カルシウムとビタミンDをいつもの食事でプラスするには?
まとめ|子どもの風邪には腸活!親子で一緒に取り組もう
子どもが咳き込んでいたり鼻水で苦しそうだとかわいそう…よく子どもに風邪をうつされる…など、子どもがよく風邪をひくと感じるパパ・ママこそ、腸活を取り入れましょう!
腸には免疫細胞の7割が存在しており、腸をケアすることで、免疫力アップをサポートしてくれます。
腸に良い食事だけでなく、外遊びを一緒にしても良いですね。
親子で楽しく一緒に腸活をして風邪に負けない体づくりをしましょう。
他にもこちらで子どもの腸活に触れているので、参考にどうぞ!
健やかな子どもの成長に欠かせない腸活と生活習慣はこれ!【親子でできる腸活を取り入れて】
引用
*1:ライフステージ栄養学, 建帛社