今日も無事に着けた・・・。

どうしたんですか?朝からそんなに険しい顔して。


僕、電車に乗るとお腹を壊しがちで、出社の日は毎回ドキドキしているんです。今日は無事に何事もなくオフィスにつけたのでホッとしています。

それは大変でしたね、ご苦労様です。

今はまだマシになりましたが、学生の頃から社会人初めの頃は、通学・通勤電車でお腹を壊すことが原因でよく遅刻をしていました。冨士川さんは通勤中にあまりお腹を壊しているイメージがないですが、腸が強いんですかね?羨ましいです。

いや、実は僕も学生時代や社会人になったばかりの頃は、比較的お腹を壊しやすい人でしたよ。

え?そうなんですか?

はい。伊藤さんのように通勤電車で催すこともあり、オフィスについてトイレに駆け込み、ことなきを得た経験も何度もしています。

失礼なのは分かっているんですけど、今の冨士川さんで想像したらちょっと笑ってしまいました。

懐かしいなあ。そういえば今思うと、社会人1−2年目はストレスのせいで体臭がキツかった記憶があります。

え?どう言うことですか?

例えば、枕が臭かったんですよね。当時は特に何も考えていませんでしたが、今思うと、腸内細菌が代謝する物質によって体臭も変わっていたのかもしれません。

腸内細菌が代謝する物質によって体臭も変わる…?詳しく教えてください。

腸内細菌のバランスが悪いと、腸内細菌が作るアンモニアなどの毒素が多く発生してしまって、それが血液中に取り込まれることで皮膚から放散されてしまうのです。このアンモニア臭は「疲労臭」とも言われていて、ストレスが原因になって腸内環境が悪化して発生するのです。

参照:洗っても消えない疲労臭 体から発散、腸内環境に一因

疲労臭…。気をつけよう。

ちなみに伊藤さんは、通勤電車以外にも、スポーツの試合前や学校の試験前にもお腹を壊したりするタイプですか?

まさにです。試合会場に向かう移動中はよくお腹が痛くなって苦しんでいました。

もしかすると、ストレスが原因かもしれませんね。

ストレスですか?

ストレスが原因で腹痛が起こるメカニズムは実はまだ判明していないことも多く、いろいろな説が出ています。1つの説として言われているものとしては、脳の前頭葉にある一部の領域が興奮状態になり、視床下部にストレスの信号が伝わることで、視床下部からCRH(副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモン)」が分泌されると言われています。このCRHが迷走神経を介して腸まで達すると、脱顆粒(だつかりゅう)=腸の中での肥満細胞の破裂が起きます。肥満細胞が破裂すると、ヒスタミンという物質を放出するのですが、ヒスタミンが腸の粘膜で炎症を起こすため、お腹に痛みが起こると言われています。

参照:Mechanisms of Stress-induced Visceral Pain

なるほど。結構壮大なことが脳〜腸の間で起きているんですね。

そうですね。ただ、あくまでこれは一説で、幼少期のストレスの影響もあるという説もありますので、一概にこれが原因とは言えないのですが、認知しておいて問題はないと思います。

わかりました。でも、試合前やテスト前は、プレッシャーからストレスがかかっている感覚はありますし、調べてみると、ストレスのかかる仕事をしているとお腹が痛くなる経験があるひとは結構存在しているんですよね。

参照:「仕事中のストレスとお腹の不調で困っている人」の発現率

みなさん、だいぶ困っていますね・・・。実際AuBにも、過敏性腸症候群の方からの相談は寄せられます。

その時はどんなアドバイスをされるのですか?もちろん、状況を細かくヒアリングしてから返答するので人によって細かい返答は異なるかもしれませんが。

AuBが発売している「BENTRE」を使って、腸内細菌検査をしてくれた方に対しては検査結果をもとにアドバイスするのですが、例えばビフィズス菌が少ない人には、ビフィズス菌を摂取する方法をアドバイスしています。

過敏性腸症候群とビフィズス菌はどんな関係があるのですか?

過敏性腸症候群の患者さんは、ビフィズス菌が少ないという報告があるのです。実際に過敏性腸症候群と診断された経験がある方や慢性的に下痢が多い方は、BENTREで検査してみるとビフィズス菌が少ない傾向があります。

なるほど。そう言う意味では、僕自身も腸ケアをすることはもちろん、ビフィズス菌を摂取することで今よりも改善するかもしれないのか。

また、過敏性腸症候群の方は一般の方よりもちょっとした食事の変化やストレスなどが便通の不調に繋がりやすい傾向があるので、より慎重に不調のきっかけを見つけて取り除くようにアドバイスしていますね。

ストレスをなくしたり、感じないようにするのはなかなか難しいように思えますが、腸を整えておくことは自分の努力でコントロール出来ますもんね。

その通りです。腸ケアは、自分がコントロールできる根本的な解決につながる手法であるはずなので、ぜひやりましょう。もちろん個々の症状や体質によって体感が得られる方法は異なるので、プロバイオティクスやプレバイオティクスを試すときも一度に大量に増やすのではなく、少しずつ増やして様子を見ることをおすすめします。

通勤電車はもちろんですが、職種によっては”仕事中にトイレに行くことができない”という方にもおすすめですよね。

そうですね。実際にそのような方からの相談も多いんです。彼らは突発的に下痢になることがとにかく恐いと思います。そのような方は、常に便通を良い状態にしておくために、自分の腸内環境を知り、腸ケアを継続するようアドバイスしますね。

最近僕も、リモートワークが主流になったことで通勤電車に乗る回数は減ったものの、一方でミーティングをぎちぎちに詰めてトイレに行けないことが多々発生しているので、そう言う意味でも腸ケアを継続するべき対象なんだと自覚しました。

伊藤さんとミーティングするとたまにソワソワしてますもんね・・・

す、すみません。